フィリピンで誕生日をお祝いする文化とは?
フィリピン人は誕生日を祝うのが大好きです。大切な人の特別な日に喜んでもらえるような方法をいつも考えています。
こちらの記事では「フィリピンではどの様に誕生日をお祝いしているのか」詳しくご紹介していきます。
これから留学、移住、旅行などでフィリピンへ訪れるみなさん!この記事を読んで、フィリピン生活を充実したものにしてくださいね。
誕生日のお祝いの仕方 Mañanita(マニャニータ)
Mañanita(マニャニータ)はスペイン語で「早朝」を意味します。マニャニータの語源はメキシコにあり、夜明けや真夜中に誕生日の人に向けて送る歌のことです。フィリピンでも伝統文化の一部として取り入れられています。
誕生日には通常、家族や親しい友人たちが参加し、花やろうそく、マニャニータの歌の後に食べるスナックなどを持ち寄ります。
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この写真では、家族がろうそくや風船を持ち寄り、マニャニータを歌いながら、主役を起こしているのがわかります。
とてもシンプルですが、この伝統的なスタイルの誕生日を体験すると、フィリピン人はとても特別な気持ちになるのです。残念なことに最近では、朝早く起きるのが面倒という理由で、このスタイルをしないフィリピン人も多いようです。
もしこれを読んでいるあなたが、このスタイルの誕生日を体験できたら、とてもラッキーです!特別な方法で誕生日をお祝いしてくれたことに感謝しましょう。
フィリピンの誕生日で食べる料理
フィリピン人は、誕生日のような特別な日に食べるものを、さまざまな方法で計画し準備します。
「パンシット」と呼ばれるフィリピン風の焼きそば。
パンシットは麺料理の一種で、誕生日には必ず出され、長寿を祈る意味があります。
「レチョン」セブ島で有名な食べ物として知られている、豚の丸焼きです。
値段は約7000ペソ以上します。レチョンをテーブルに並べるだけで華やかに見えることから、お祝い行事に出されることが多いです。
「誕生日ケーキ」
日本と違い、フィリピンではカラフルな色合いのケーキが多く売られています。
また、フィリピンでは甘いチョコレートケーキが好まれます。値段はP600ペソ~から大きさやデザインによって様々。
その他、誕生日には、フィリピン料理のアドボやルンピア、フライドチキンも用意されます。
※しかしながら、すべてのフィリピン人家庭がケーキを買えるわけではありません。
私も幼少期は誕生日にケーキを食べたことがありませんでした。17歳の時に初めて誕生日ケーキを食べたことは嬉しくて今でも忘れられません。当時、兄はすでに就職していて、家計を助けてくれていたお陰で、食べることができました。
誕生日にはカラオケがつきもの
フィリピンでのイベント、特に誕生日はカラオケがないと成り立ちません。フィリピン人にとってカラオケは、その場をより楽しく、思い出深いものにしてくれます。また、フィリピン人は歌うことが大好きなので、ほとんどの家にカラオケシステムがあると言われています。
おっと! フィリピンの家は防音仕様ではありませんが、問題ないです。夜10時を超えない限り、大声で歌っても近所迷惑にはなりませんが、例外的な場合もあります。
残ったお料理はどうするの?
フィリピン人は、料理が足りなくなることを恐れているため、準備の段階で多めに料理を用意します。結局は余らせてしまうのですが、写真のように、余ったレチョンをみんなでシェアしたりしています。
みなさん、フィリピンでの誕生日の雰囲気を味わうことができましたか?
誕生日の祝い方は人それぞれですが、共通しているのは、特別な日をハッピーに過ごしたいということです。
フィリピンで誕生日を迎える方、誕生日に招待された場合には、楽しんで参加してみてくださいね!
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