セブ島、ワクワク高鳴るバーマンス「Ber months」に突入!

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2022年9月5日

 

みなさん、バーマンス「Ber months」という言葉をご存じでしょうか。バーマンス「Ber months」とは、クリスマスに向けて準備が始まるシーズンのことをいい、英語で最後の語尾がバー「ber」で終わる月、September、October、November、Decemberのことを指します。フィリピンは、アジアで最もキリスト教徒が多い国で、フィリピン国民にとってクリスマスは大事な行事の一つなのです。また、「世界一クリスマスが長い国」と言われているだけあり、バーマンス「Ber months」のはじまり、9月から、クリスマスグッズの販売や、クリスマスの飾り付けが始まり、街を歩けばクリスマスソングが耳に入ってきます。

 

フィリピンのユニークなクリスマスの祝い方

イエス・キリストの生まれた日として広く知られているクリスマス。どの国にもそれぞれの祝い方がありますが、フィリピンの伝統的な祝い方は世界で最もユニークだと言われています。

 

1.世界一クリスマスが長い国

上記でも触れましたが、バーマンス「Ber months」という4か月のお祝い期間は世界最長と言われています。9月になると、街中はクリスマスモードに突入します。

 

2.クリスマスの飾り「ベレン」

どの国でも、教会などで「ベレン」というキリストの誕生を再現した飾り付けが行われますが、フィリピンでは教会だけでなく、各家庭やショッピングモールでも「ベレン」が飾られます。一部の地域では、最高のベレン飾りを競うコンテストも開催されるほど。

 

3.伝統の星形のランタン「パロル」のイルミネーション

フィリピンでは、クリスマスシーズンになると、パロルと呼ばれる星形のランタンを飾る文化があります。赤、黄色、緑、青、カラフルな色が夜の街を照らし、独特のイルミネーションを楽しめます。

 

4.シンバンガビ「Simbang Gabi」

12月16日からクリスマスイブまでの9日間にわたって続くカトリック教会の早朝ミサ、シンバンガビ「Simbang Gabi」。 9日間すべてに出席すると願いが叶うと言われており、多くのフィリピン人が教会に通います。

 

5.ユニークなクリスマススイーツ、プト「puto」とビビンカ「bibingka」

クリスマス時期のミサに参加した後、教会前で販売されるプト「puto」とビビンカ「bibingka」を食べてクリスマスを祝います。この2つは最も愛されているクリスマスのおやつで、米粉とココナッツミルクなどで作られたフィリピン伝統のスイーツです。

 

6.クリスマスディナーのノチェブエナ「Noche Buena」でお祝い

フィリピンでは、12月25日の夜中に行われる祭典後、家族一緒に伝統的なクリスマスディナーであるノチェブエナ「Noche Buena」を食べます。日本で例えるなら、おせち料理のような年に一度の豪華な食卓といった感じでしょうか。また、年末年始には12〜13種類の丸い形のフルーツを用意します。丸い形は、お金の象徴とされており、「お金に困らないように」との願いを込めるそうです。

 

12月、最後のバーマンス「Ber months」は賑わいも最高潮!

 

バーマンス「Ber months」最後の月である12月は、年一度の13th month pay(ボーナス支給日)があるので、ギフト購入のために外出する人が増え、交通渋滞が一年の中で最も酷くなります。また、12月に突入する頃から、週に一回の頻度で、職場や友人たちとのギフト交換が始まります。ギフトは、「赤い物」「かたい物」などとお題が設定され、お題に合ったギフトを準備して交換し合います。その他にも、会社や友人たちとのクリスマスパーティーがあちこちで開催されたり、子供たちがクリスマスキャロルを歌いながら家から家へとまわり寄付を募っているシーンなども多く見かけるようになり、クリスマスの賑わいが最高潮に達します。

 

ここ数年は、コロナパンデミックの影響で、イベント自粛モードでしたが、パンデミックも落ち着きを見せ始めているので、今年のクリスマスは、どのような盛り上がりを見せるのか楽しみです。バーマンス「Ber months」は、フィリピンの独特なクリスマス文化に触れられるシーズンですので、フィリピン文化について理解を深め、フィリピンのクリスマスを楽しんでください!

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