こんにちは、CebuOです。
要点
マクタンでサンゴを守りながら海を楽しむ基本は、触らない、踏まない、持ち帰らないことです。リゾート前のマリンサンクチュアリと、ボートで訪れる島の保護海域では、受付、入域条件、利用範囲が異なります。予約時に場所と管理窓口を確かめ、当日は環境説明を受けてから入水しましょう。泳力に合う装備とガイドを選ぶことも、浅いサンゴへの接触を減らす準備になります。
「マリンサンクチュアリ」という名前だけで利用条件を決めない
マクタン周辺で見かけるMarine Sanctuaryは、海の生き物や環境を守る場所を案内する名称です。しかし、名前が共通していても、すべてが同じ制度、同じ料金、同じ利用方法で運営されているわけではありません。ホテル前の海へ入る計画なのか、島へ渡って保護海域を訪れる計画なのかを、まず分けて考えましょう。
リゾート独自の利用規則、自治体などが定める保護区域の規則、旅行者向けの環境配慮の指針も区別する必要があります。たとえば、環境団体が勧める行動を、そのままマクタン全域の罰則付き条例として紹介することはできません。旅行者は現地の制限を守ったうえで、触れずに観察するなど、環境への影響を小さくする行動を選ぶことができます。
家族連れや初めてシュノーケリングをする人は、魚の多さだけで予約先を決めず、入水前の説明やガイドの補助を重視しましょう。水面で落ち着いて過ごせることが、足を下ろしてサンゴに触れる場面を減らします。写真を撮りたい人も、撮影場所までの移動と姿勢を保つ余裕があるかを基準に選ぶと、無理のない体験になります。
リゾート前と島の保護海域では、相談先が変わる
| 対象 | 場所・訪れ方 | 最初の相談先 | 利用前の確認 |
|---|---|---|---|
| シャングリ・ラのMarine Sanctuary | Punta Engañoのリゾート前 | ホテルの海洋体験窓口 | 入場条件、ガイド、利用区域 |
| Hilutungan/Gilutungan | マクタン周辺の島へのボートツアー | 予約した運航・ツアー事業者 | 入域料、泳げる区域、現地規則 |
| Nalusuan | 島へのボートツアー | 予約した運航・ツアー事業者 | 上陸と海域利用の条件 |
シャングリ・ラは、ホテルが公表する保全の経緯を知る
Punta EngañoのShangri-La Mactan, Cebuは、公式スポーツ・レクリエーション案内で、2007年に設けた6ヘクタールのマリンサンクチュアリを紹介しています。同じページは、海岸・水中清掃やサンゴ回復の取り組みとともに、台風Odetteによる被害と再生への方針も説明しています。面積や設立年は保全の経緯を知る材料ですが、現在のサンゴの状態や見られる魚の数を保証するものではありません。
利用を計画する際は、ホテルの公式窓口へ、宿泊の有無、利用日、シュノーケリングかダイビングかを伝えます。外来者の入場、器材、ガイド、保護区内で利用できる範囲をまとめて相談しましょう。ホテルの水上活動は9〜17時と掲載されていますが、個別プログラムの集合時刻や実施日は予約時に確かめてください(公式Website確認日:2026年9月10日)。
島を訪れる場合は、行程と入域条件を一緒に確認する
Hilutunganは、旅行商品でGilutunganなどの表記も使われています。Cebu Toursのマクタン発商品はGilutunganとNalusuanのマリンサンクチュアリでのシュノーケリングを行程に含め、入場料、マスク、ガイドなどを含むと案内しています。ただし、この商品内容を、すべての貸切船やリゾート手配ツアーに共通する条件と考えないでください。
Scotty’s Action Sports Networkも周辺の島へのツアーを案内し、公式フォームから希望日や宿泊ホテルを伝えて相談できます。予約では島の名前だけでなく、上陸するのか、海域で泳ぐのか、どの費用まで含むのかを明記してもらいましょう。現地で別料金が必要な場合は、支払い先と内容も確認すると、船代と保護海域の利用料を混同せずに済みます。
触らないために、入水前の動線を整える
サンゴは水中の足場ではなく、生き物がつくる環境です。NOAAのサンゴ保全案内は、触れないことに加え、巻き上げた堆積物もサンゴへ影響することを説明しています。泳ぐときは海底との間隔を取り、足ひれや器材が下へ垂れていないかを意識しましょう。
当日は受付、説明、器材合わせ、指定場所からの入水という順で進めます。マスクや足ひれの調整はサンゴの上へ移動する前に済ませ、休みたいときに戻る船や岸の位置も確認してください。途中で疲れたり装備がずれたりしたら、海底へ立って直そうとせず、ガイドへ合図をして補助を求めます。
潮が引いた浅場では、泳げるように見えても足ひれがサンゴに届くことがあります。マリンシューズを履いた場合も、サンゴの上を歩いてよいという意味にはなりません。ガイドが指定する出入り口を使い、十分な間隔を保てない区域は通らないようにしましょう。
魚への餌付けと、撮影のための接触を避ける
Green Finsの環境配慮の解説は、魚に餌を与えないこと、生き物を追いかけたり触ったりしないことを勧めています。自然な採餌や行動を変えないため、パンや菓子を持ち込んで魚を集めることは控えましょう。近くで見たいときほど、追い込まずに距離を取り、生き物が動く余地を残します。
一方、シャングリ・ラの公式ページにはfish feedingの記載もあります。施設が体験を紹介していることと、餌付けを避ける環境指針は同じではありません。環境への配慮を重視する旅行なら、予約時に「餌付けをせずに観察したい」と伝え、希望に合う内容を選びましょう。
撮影では、生き物を持ち上げたり、見やすい位置へ動かしたりせず、その場の姿を残します。ガイドに写真を頼む場合も、接触しない撮影を希望すると先に共有しておくと伝わりやすくなります。子どもには「見つけたら触る前に教えてね」と声をかけ、発見そのものを楽しむ時間にしましょう。
貝殻やサンゴ片は、その場に残す
Green Finsは、生きているものだけでなく、死んだ海の生物や空の貝殻も持ち帰らない行動を推奨しています。浜辺に落ちた小さなものでも、旅の記念として集めるより、その場所で写真に残す選択ができます。売店でサンゴや海の生物を使った土産を見かけた場合も、保全の観点から購入を控えましょう。
これらは旅行者が実践できる環境配慮であり、採取や持ち出しに関する法的条件は場所や対象によって別に確認が必要です。現地で採取禁止の掲示や説明があれば、それに従ってください。「落ちていた」「少量だから」という自己判断で袋に入れず、迷うものはそのまま残すと行動が明確になります。
日焼け対策と持ち物にも、海への配慮を組み込む
海へ持っていく基本の品は、水着、ラッシュガード、タオル、着替え、飲料水、濡れた物を入れる袋です。容器や包装が風で飛ばないよう、飲み終えたボトルや菓子袋もすぐにバッグへしまいます。船や浜でごみ箱が見当たらない場合に備え、持ち帰るための小さな袋を用意すると便利です。
NOAAの日焼け止めと海洋生物の解説は、一部成分の影響を紹介するとともに、紫外線を防ぐ衣類の使用も提案しています。「reef-safe」という表示だけで環境への影響がないと決めつけず、衣類や日陰も組み合わせて日焼けを防ぎましょう。日焼け止めの使用条件がある施設では、予約時に製品や成分の指定を確認してください。
宿泊中の節水も、海辺の環境を考える行動の一つです。NOAAは、水の使用を減らすことが流出水や排水の削減につながると説明しています。シャワーを出したままにしない、再利用できるタオルを使うなど、海から上がった後も取り組めることがあります。
ボートと保全体験は、説明の中身で選ぶ
ボート利用では、係留ブイの使用や、サンゴを傷めない停泊方法を事業者へ確認しましょう。NOAAも、サンゴの近くで錨やチェーンが接触しないよう注意を促しています。乗客が器材を操作するのではなく、事前に方針を尋ね、停泊中に気になる状況があれば船員やガイドへ伝えます。
「環境に優しい」という宣伝だけでなく、入水前に何を説明するかを聞くと比較しやすくなります。利用区域、接触を避ける泳ぎ方、ごみの持ち帰り、初心者への補助を具体的に説明してくれるかが判断材料です。環境料を払うことと、自分の行動による影響を減らすことは、両方が必要な準備として考えましょう。
清掃やサンゴ再生活動に参加したい場合は、開催日、対象年齢、参加費、作業内容を主催者に確認します。一般客が自由に参加できると考えず、訓練や資格が必要な水中作業は担当者へ任せてください。浜の清掃でも危険物や生き物に絡まったごみを無理に引き抜かず、見つけた場所をスタッフへ伝えましょう。
まとめ
サンゴを守るリゾート利用は、予約先と利用区域を確かめるところから始まります。海では触れずに観察し、餌やりや採取を避け、船上や滞在中のごみ・水の使い方にも気を配りましょう。保全の説明をしてくれる窓口を選び、泳力に合う範囲で楽しむことが、マクタンの海を大切にする具体的な行動になります。
よくある質問
マリンサンクチュアリなら、自由に泳いでもよいですか?
自由に泳げるとは限りません。リゾートや訪問先ごとに入域条件と利用区域を確認し、当日のガイドや管理者の指示に従ってください。
マリンシューズを履けば、サンゴの上を歩けますか?
歩かないでください。履物はサンゴへの影響をなくすものではないため、指定された出入り口を使い、接触せずに移動できる範囲で楽しみましょう。
魚を見るために、パンを持っていってもよいですか?
自然な行動を変えないため、餌付けは控えましょう。施設が餌付け体験を案内していても、餌を与えずに観察する内容を予約時に相談できます。