Lapulapu-Cebu International Collegeにて「結ぶ―日本とセブを結ぶ文化公演」を開催

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2024年11月5日

2024年10月29日(火)、Lapulapu-Cebu International College(LCIC)にて、日本とセブをつなぐ文化公演「結ぶ―日本とセブをつなぐ文化公演」が開催されました。

 

LCICでは現在、「Japanese Entertainment and Exchange with Pinoy (JEEP)」という部活動を通じて、日本語や日本の文化教育、および日本人留学生との交流を推進しています。今回、この活動の枠を超え、学生をはじめ地域社会の人々に日本文化への理解を深めてもらうこと、そしてLCICを起点とした日本とフィリピン間の継続的な文化交流を創出することを目的に、大学主催での実施となりました。

 

開会に際し、学長のDr. Grace Gorospe – Jamonによるスピーチが行われました。

 

イベントの責任者を務めたLCICの豊田辰仁さんは、「日本語学科を持つ大学として、若手の伝統芸能演者をつなぎ、今後も持続的な文化交流の場を実現させたい。日本とセブそれぞれの文化が相互に理解し合える場にしたい」と述べました。

 

会場となったLCICの「TSUNEISHI HALL」には、LCICの学生100名に加え、地域の私立高校8校が招待され、一般席も開放されました。多くの人々が集まり、盛況となりました。

 

ステージでは、日本舞踊と和楽器のユニット「花響(はなゆら)」が、日本舞踊と箏の演奏を披露。変幻自在な舞と豊かな箏の音色に、会場からは惜しみない拍手が送られました。

 

前日の28日(月)には、有志の学生による文化体験・練習のワークショップが開催され、参加した学生たちはステージで童謡「さくら さくら」の箏演奏と踊りを披露しました。

 

セブの伝統的な「シヌログダンス(Sinulog Dance)」や「バンブーダンス(Tinikling Dance)」の歴史や見どころが紹介され、学生たちによる踊りも披露されました。

 

最後にサプライズとして「I Love Cebu」が演奏されました。箏によるアレンジから始まり、やがて聞き慣れたメロディーがスピーカーから流れると、会場は一気にヒートアップ!出演者と観客が一体となり、熱気に包まれました。

 

イベントを終えて豊田さんは「この度、フィリピンで日本の伝統芸能に触れる機会を作ることができ、大きな感動とちょっとした達成感があります。今回のイベントを通して、高校生やLCICの学生だけでなく、会場にいた人全員で『互いに違った美しさ』を共有できたのかなと思っています」とコメント。

 

また、今回が初のセブ訪問となった「花響」の山根悠希さんと菊武粧子さん。「私たちのステージが日本文化を伝える一助になれば嬉しいです」(山根さん)、「サプライズも楽しんでいただけてよかったです。皆さんの熱気に圧倒されました」(菊武さん)と述べました。

(左)日本舞踊家 山根悠希さん、(右)箏奏者 菊武粧子さん

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