こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブで雨がいちばん少ないのは4月で、いちばん多いのは7月と10月です。フィリピン気象庁(PAGASA)がマクタン島の空港で測った1991〜2020年の平年値で比べました。4月の雨量55.6mmに対し、7月は210.6mmと約3.8倍降ります。同じ月でも島の東と西、午前と午後で降り方が変わるので、月だけで予定を決めると外れます。
ナビセブ編集部のまとめ
雨が少ないのは3〜4月、多いのは6〜10月と12月

雨の日は4月が月5日、7月と10月が月15日です(PAGASA平年値)。乾季に入る12月も雨量171.9mm・雨の日14日で、6月とほぼ同じだけ降ります。海や離島へ行く旅は3〜4月がいちばん組みやすく、雨の多い月は午前に屋外、午後に屋内の順で予定を入れます。
月別の雨量と雨の日|マクタン島の平年値

下の表は、PAGASAがマクタン・セブ国際空港の観測所で1991〜2020年に測った値の平均です。
| 月 | 雨量 | 雨の日 | 最高気温 | 最低気温 | 主な風向き |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 135.1mm | 12日 | 29.7℃ | 24.0℃ | 北東 |
| 2月 | 88.9mm | 9日 | 30.0℃ | 24.0℃ | 北東 |
| 3月 | 60.9mm | 7日 | 31.0℃ | 24.6℃ | 北東 |
| 4月 | 55.6mm | 5日 | 32.2℃ | 25.5℃ | 北東 |
| 5月 | 94.4mm | 9日 | 32.8℃ | 26.0℃ | 北東 |
| 6月 | 180.7mm | 13日 | 32.3℃ | 25.5℃ | 南西 |
| 7月 | 210.6mm | 15日 | 31.6℃ | 25.1℃ | 南西 |
| 8月 | 157.9mm | 13日 | 31.9℃ | 25.2℃ | 南西 |
| 9月 | 190.4mm | 14日 | 31.9℃ | 25.0℃ | 南西 |
| 10月 | 207.6mm | 15日 | 31.4℃ | 24.9℃ | 南西 |
| 11月 | 131.0mm | 12日 | 31.0℃ | 25.0℃ | 北東 |
| 12月 | 171.9mm | 14日 | 30.3℃ | 24.6℃ | 北東 |
| 1年 | 1,685.0mm | 138日 | 31.3℃ | 24.9℃ | 北東 |
雨の日が15日ある月でも、15日間ずっと雨が続くわけではありません。夕方に1時間だけ降った日も、雨の日として1日に数えます。雨量のほうは、1回の大雨でも大きく伸びます。
表で見落としやすいのは12月と1月です。PAGASAの区分では乾季ですが、12月の雨量は8月より多く、雨の日も14日あります。年末年始の旅行は乾季だから傘はいらない、とは考えないでください。
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12〜2月|乾季の入り口でも12月はよく降る

PAGASAは12〜2月を「涼しい乾季」と呼んでいます。1月と2月は最低気温が24.0℃で、1年でいちばん涼しい月です。朝晩に風があると、半袖では少し肌寒く感じます。
雨は12月が多く、1月に減り、2月に88.9mmまで下がります。この時期に北東から吹く季節風が、アミハンです。空は晴れていても、風が強い日は波が高くなります。
この時期に船が止まる理由は、雨より風と波です。アイランドホッピングの日や、ボホール島・カモテス諸島・マラパスクア島へ渡る日は、前日の夕方に運航会社の案内を確かめます。帰国便の前日に離島から戻る予定は組まないほうが安全です。
3〜5月|1年でいちばん雨が少なく、いちばん暑い

3月は雨量60.9mm・雨の日7日、4月は55.6mm・5日です。海・街歩き・山の展望台など、屋外の予定をいちばん入れやすい2か月です。
そのかわり暑さが増します。PAGASAは3〜5月を「暑い乾季」としています。マクタン島の最高気温は4月が32.2℃、5月が32.8℃で、5月は1年でいちばん暑い月です。正午前後に日陰のない場所を歩き続けると、体力を一気に失います。
この時期は、屋外の観光を午前のうちに済ませます。昼はモールやレストランで休み、夕方にもう一度外へ出る形が楽です。山や滝へ行く日は、水を多めに持って出ます。
5月は雨量94.4mm・雨の日9日と、4月より増えます。暑い空気で雲が育ち、午後に雷雨になる日が出てくるためです。朝が晴れていても、折りたたみ傘はかばんに入れておきます。
6〜9月|風が南西に変わり、雨の日が月13〜15日

6月になると、マクタン島の主な風向きは北東から南西に変わります。この南西の季節風が、フィリピンでいうハバガットです。雨量は6月180.7mm・7月210.6mm・8月157.9mm・9月190.4mmで、7月が1年の最多です。
降り方は大きく3つに分かれます。
- 午前は晴れて、午後に短く強い雨が降る
- 曇りと小雨を1日に何度か繰り返す
- 季節風が強まり、朝から晩まで雨が続く日が数日ある
前の2つなら、出発を少しずらせば観光できます。朝から晩まで続く雨は、遠くにある台風が季節風を強めて起こるものです。その日は、滝・山道・長距離の移動・船の予定を朝のうちにやめるか決めてください。
雨の多い月ほど、午前に優先度の高い屋外の予定を入れます。午後は、モール・博物館・スパなど、雨でも中止にならない予定にしておくと崩れません。
10〜11月|雨が多く、台風の時期とも重なる

10月の雨量は207.6mm・雨の日15日で、7月とほぼ同じです。11月は131.0mm・12日に下がり、風向きも北東に戻ります。
PAGASAによると、フィリピンの監視区域には年平均20個の熱帯低気圧が入り、そのうち8〜9個がフィリピンを横切ります。発生のピークは7〜10月で、この4か月に約70%が集まります。区域内に台風が入っただけでは、セブへの影響は決まりません。進路・雨雲の広がり・季節風の強まり方で変わります。
この時期の旅行は、取り消しや日付の変更ができる予約にしておきます。離島やセブ島の北端・南端に泊まる日は旅の前半に置き、最終日は空港に近いマクタン島か市内に泊まります。
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同じセブでも、場所によって雨の降り方が違う

PAGASAは、フィリピンの雨量が湿った風の向きと山の位置で地域ごとに変わると説明しています。セブ島は南北に細長い島で、中央に山が連なる地形です。風が当たる側と山の裏側では、同じ日でも雨の量が違います。
この記事の数字は、マクタン島の空港で測った値です。島の反対側にあるモアルボアルや、南端に近いオスロブに、そのまま当てはめられません。
| エリア | 天気を見るときのポイント |
|---|---|
| マクタン島 | 表の数字にいちばん近い。海の上は風の影響を受けやすい |
| セブ市内・マンダウエ | 強い雨のあとは道路が冠水し、渋滞が長くなる |
| モアルボアルなど南西部 | 南西の風が吹く6〜10月は海の状態も確かめる |
| オスロブなど南東部 | 市内とは別に、目的地の予報を見る |
| 北部と周辺の島 | 出発する港と島の両方の天気、風、船の運航を見る |
| 山の中・滝 | 現地が晴れていても、上流で降った雨で水かさが増える |

ホテルの窓から見える空で、目的地の天気を決めないでください。市内が雨でも、南の海辺では泳げる日があります。逆に市内が晴れていても、滝の上流で降っていれば水は濁り、足場も滑ります。
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雨は何時ごろ降りやすい?

セブの雨は、何月かよりも「何が原因の雨か」で降る時間が変わります。
午後から夜の雷雨
晴れた日の昼の熱で雲が育ち、午後から夕方に強く降る雨です。5月と、6〜9月の晴れ間の多い日によく起こります。屋外の予定を午前に寄せれば、ほとんど避けられます。
季節風の雨
ハバガットやアミハンが強い日は、朝・昼・夜に関係なく雨が続きます。午後まで待っても晴れないので、その日は屋内の予定に切り替えます。
台風や熱帯低気圧の雨
広い範囲で、1日以上降り続く雨です。時間をずらしても避けられないため、日程そのものを動かします。PAGASAの予報と、セブ州に出ている警報をその都度見ます。
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時期別の旅程の組み方

| 旅行の時期 | 屋外の予定 | 雨や風のときの代わり |
|---|---|---|
| 12〜2月 | 風と波を確かめて海や離島へ | 風が強い日は市内観光に替える |
| 3〜4月 | 朝に海・史跡・街歩き | 昼はモールやスパで休む |
| 5月 | 午前に屋外の観光 | 午後の雷雨に備えて屋内の予定を置く |
| 6〜9月 | 晴れ間を使い、近い場所から回る | 屋外と屋内の予定を入れ替える |
| 10〜11月 | 台風の予報を見てから予約を確定する | 離島や遠い町の予定に予備日を1日置く |
雨の日でも、予定を全部やめる必要はほとんどありません。屋外と屋内の入れ替えや出発の繰り下げ、行き先を近い町に替えるくらいで済みます。大雨や雷の警報が出ている日だけは、観光より安全を先にします。
雨の多い月に持って行くもの

6〜10月と12月に行くなら、荷物に次の4つを足します。どれも現地のモールで買えますが、着いた日の夕立に間に合わないことがあります。
- 折りたたみ傘(雷雨は風が強いので、骨の多い丈夫なもの)
- 濡れてもよいサンダル(強い雨のあとは歩道や交差点に水がたまる)
- スマホの防水ケース(船に乗る日や、濡れながら歩く日に使う)
- 薄い羽織りもの(濡れたままモールの冷房に入ると体が冷える)
雨が強い時間は、Grabの配車を待つ時間も長くなります。帰りの足がない場所に夕方まで残らず、雨雲が来る前にホテルの近くへ戻っておくと困りません。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

海と離島が目的なら、3〜4月に行くのがいちばん確実です。3〜4月は雨の日が月5〜7日と少なく、船も風で止まりにくい時期です。7月・10月・12月しか休めない人は、行く月を変えるより1日の組み方を変えてください。午前に屋外の予定を入れて午後は屋内に回し、最終日は空港の近くに泊まってください。これで、雨で予定が丸ごと消える日はかなり減ります。
よくある質問

セブで雨がいちばん少ない月はいつですか?
4月です。PAGASAの平年値で雨量55.6mm、雨の日は月5日です。次に少ないのは3月で、60.9mm・7日あります。
雨季に行っても海で遊べますか?
遊べる日は多くあります。6〜9月の雨は午後に短く降る日が中心で、午前の船は予定どおり出る日がほとんどです。警報が出ている日と、季節風が強く船が止まる日だけは中止になります。
年末年始のセブは雨が少ないですか?
少なくありません。12月の雨量は171.9mm・雨の日14日で、6月とほぼ同じです。1月も135.1mm・12日あります。傘か軽い雨具を持って行ってください。
10月は旅行を避けたほうがいいですか?
避ける必要はありません。ただし雨の日は月15日あり、台風の多い時期にも入ります。取り消しのできる予約にし、離島の予定には予備日を1日つけます。
午前中なら雨は降りませんか?
午後の雷雨は避けやすくなりますが、季節風や台風の雨は朝から降ります。出かける前に、その日の予報と警報を見てください。
最後に

月別の雨量・雨の日・気温は、2026年10月にPAGASAが公開している1991〜2020年の平年値で確認しました。出発の3日前からは、行き先の町の予報とPAGASAの警報を毎日見てください。船に乗る日は、前日の夕方に運航会社の案内も確かめます。

