こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
Cebu IT Parkの中で、多くの人が毎日使っているのに、施設そのものが詳しく紹介されることが少ないのがCebu IT Park Transport Terminalです。Ayala Land Estatesの2025年資料では、このターミナルをメトロセブ各地とIT Parkを結ぶ主要な交通拠点として位置づけ、41路線、平均約25,000人/日、平均約1,200便/日という規模を公表しています。
さらに2025年3月にはTerminal Accreditation Committeeによる認定、MyBusによるマクタン空港との接続が加わり、2026年3月にはIl Corso―IT Park間でCBRTの運行も始まりました。この記事では「どのジプニーに乗ればいいか」という路線案内ではなく、Cebu IT Park Transport Terminalがどこにあり、どれくらいの人が使い、どんな交通手段が集まり、地区の中でどんなインフラとして機能しているのかを整理します。
ナビセブ編集部のまとめ
Cebu IT Parkの中で、多くの人が毎日使っているのに、施設そのものが詳しく紹介されることが少ないのがCebu IT Park Transport Terminalです。
ターミナルの場所
Cebu IT Park Transport Terminalはどこにある?
現在のTOPS Cebu公式案内では、TOPS行きシャトルの乗車場所を次のように明記しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 1 | IT Park Transport Terminal |
| 所在地 2 | Geonzon Street |
| 所在地 3 | Lahug, Cebu City |
つまりターミナルはAtty. W. Geonzon Street側にあり、Cebu IT Park内部の主要な交通の結節点です。Central Bloc、eBloc、Avida側から徒歩で行くことができ、オフィスで働く人だけでなく、観光客、学生、IT Parkを訪れる一般利用者も集まります。
41路線と利用規模
41路線がIT Parkへ集まる
Ayala Land Estatesの2025年Cebu Property Showcaseでは、IT Parkの交通の状況を具体的な数字で示しています。
41路線、1日平均25,000人の利用者、1日平均1,200便です。路線をエリア別に見ると、セブ南部:12路線、セブ市:10路線、セブ北部:9路線、セブ西部:4路線、セブ東部:6路線です。
IT Parkが単にBarangay Apas周辺の地域的なターミナルではなく、メトロセブの広いエリアから人を集める拠点であることが分かります。
1日約25,000人が使う規模
平均約25,000人/日という数字を見ると、このターミナルの役割がより分かりやすくなります。Cebu IT ParkではBPO、IT、金融、医療など多くの企業が24時間体制で稼働しています。そのため朝夕の一般的な通勤ラッシュだけではなく、夜勤の開始・終了に合わせて人が移動します。ターミナルはオフィスエリアの横にあるだけではなく、IT Parkの24時間の稼働を人の移動という面から支えるインフラです。
平均1,200便/日
Ayala Land Estates資料では、平均約1,200便/日とも公表されています。
単純平均すると、かなり頻繁に車両が出入りしていることになります。
もちろん路線ごとに本数や利用時間帯は異なりますが、この数字からターミナルが一日数本のバスを扱う小規模施設ではないことが分かります。ジプニー、モダンジプニー、バス、シャトルなど複数の種類の車両が集まるターミナルとして見る方が実態に近いでしょう。
2025年3月にターミナルの認定を取得
2025年3月には、Cebu IT Park Transport TerminalがTerminal Accreditation Committee(TAC)による認定を受けたことも、Ayala Land Estates資料で確認できます。これはターミナルが長年使われてきた場所というだけでなく、正式な交通施設として制度上も位置づけられたことを意味します。駐車場や送迎の乗降場所と違い、交通ターミナルは公共交通を大量に処理する施設なので、運営、路線管理、安全、交通の流れなど複数の要素が必要です。
2025年の認定は、その役割がより正式になった節目です。
MyBusが2025年にIT Parkへ乗り入れ
同じく2025年3月には、MyBusがCebu IT Parkへの運行を開始しました。
Ayala Land Estates資料では、次の区間を結ぶ便について、
- Cebu IT Park
- マクタン空港
「3 Units per Day」(1日3台)として開始時点の情報を掲載しています。
これはIT Parkのターミナルが、市内の通勤だけではなく空港へのアクセスにも使われ始めたことを示しています。ただし、この「3 Units per Day」は2025年の開始時点の数字です。2026年現在の便数や運賃は変わっている可能性があるため、利用前にMyBusまたは現在の運行会社の情報を確認してください。
TOPS行きシャトルと乗り場
TOPS行きシャトルもターミナルから出発
セブの観光地TOPSへ向かうシャトルも、IT Park Transport Terminalを使っています。
TOPS公式では、乗り場(Bus Stop)をIT Park Transport Terminal、場所(Location)をGeonzon Streetと明記しています。
さらに現在の公式のよくある質問では、Terminal No.10・11からTOPS行きシャトルを利用できると案内しています。TOPSへの最初の便はIT Parkから7:00、TOPSからIT Parkへの最終便は深夜帯まで設定されています。つまりIT Park Transport Terminalは、通勤だけでなく観光の移動の起点にもなっています。
ターミナルは「ジプニー専用」ではない
Cebu IT Park Transport Terminalという名前から、ジプニーのターミナルだけを想像する人もいるかもしれません。しかし現在は、モダンジプニー、バス、空港向けの便、観光シャトルなど複数の交通手段が集まります。Ayala Land Estatesもこの施設を交通・移動の拠点として扱っています。そのため「ジプニー乗り場」と呼ぶより、IT Parkの複数の交通手段が集まる拠点として理解する方が正確です。
2026年3月にCBRTがIT Parkまで運行開始
2026年3月13日には、Cebu Bus Rapid Transitの運行がIl CorsoからCebu IT Parkまで始まりました。Cebu Daily Newsによると、開始時には17台のCBRTバスがIl Corso―IT Park間で運行されました。これはCebu IT Parkの交通環境にとって大きな変化です。これまでジプニーやバスを中心に成長してきたIT Parkが、セブ市の新しい大量輸送システムの終点の一つになりました。
CBRT計画との関係
ただし「完成したBRTターミナル」ではない
ここは非常に重要です。
2026年のWorld Bank資料では、政府が既存のCIBUSの運行を利用して、SRPのIl CorsoからIT Parkまで暫定運行を始める方針を示しています。さらに同資料では、当初計画されていたIT Parkのターミナルを含む一部のBRTインフラが、見直し後の事業範囲から外されたことも記載されています。
つまり、CBRTのバスがIT Parkまで走っていることと、当初計画の常設のBRTターミナルが完成したことは同じではありません。この2つは分けて考える必要があります。
現在のターミナルとCBRTはどう関係する?
2026年現在、IT Parkには既存のTransport Terminalがあり、そこには複数のジプニー・バス・シャトルが集まっています。一方CBRTについてはIl Corso―IT Park間の運行が始まっていますが、World Bankは暫定運行として既存のCIBUSの運行を活用すると説明しています。したがって「IT Park Transport Terminal=新しいBRTターミナル」と単純に置き換えるのは正確ではありません。
現時点では、既存のTransport Terminal、CBRTの運行、将来の常設インフラの計画を別々に理解する必要があります。
待合スペース・路線案内板・PWD対応
待合スペースはターミナルの重要な機能
1日約25,000人が利用するターミナルである以上、車両だけでなく乗客が待つためのインフラも重要です。路線案内板、待合スペース、屋根、照明、乗車場所などがターミナルの基本機能になります。ただしAyala Land Estatesの公開資料では、現在の座席数、屋根のある面積、待合エリアの詳細までは公表されていません。そのため、これらの詳細は現地で確かめる必要があります。
数字を推測して埋めるより、「どこに何があるか」を実際の設備として確かめる方が正確です。
路線案内板は更新が必要なインフラ
ターミナルでは路線案内板も重要です。
41路線という公式の数字は2025年時点のもので、路線は固定ではありません。新しい運行会社やMyBus、CBRTなどが加われば、乗車場所や案内表示も変わります。そのため路線案内板は一度写真を撮れば終わりではなく、駐車場の地図と同じように更新が必要なインフラです。
PWD(障がいのある人)の移動のしやすさも大切
交通ターミナルは大量の人が利用するため、PWD(障がいのある人)や高齢者がどのように移動できるかも重要です。スロープ、段差、乗車場所、待合スペース、トイレなどの使いやすさは、単なる便利さではなく公共交通インフラの質に関わります。World Bankの2026年のCBRT資料でも、BRTの駅についてユニバーサルアクセシビリティに関する改修工事が残っていることが記録されています。
IT Parkのターミナルについても、PWD対応は一つの項目として確かめておきたい点です。
周辺動線と変化
ターミナル周辺は歩行者のためのインフラともつながる
Transport Terminalは、それ単体で完結しません。
Central Bloc、eBloc、Avida Riala、オフィスタワーなどへ徒歩で移動する人が大量にいます。
つまりターミナルの使いやすさは、次のようなものまで含めて決まります。
- ターミナルそのもの
- 歩道
- 横断歩道
- 照明
- 送迎の乗り降り場所
- 駐車場
それぞれは別の記事で扱いますが、実際の地区のインフラとしてはすべてつながっています。
Sugbo Mercado移転で周辺の役割も変わった
以前のSugbo MercadoはAvida Towers前、Transport Terminal横の空き地にありました。2026年にJPMorgan Chase Building隣へ移転したことで、ターミナル周辺の夜間の人の流れも変化しています。ターミナルそのものの利用者数とは別ですが、周辺の歩行者の流れや送迎の需要を考える場合には重要な変化です。
つまりターミナル周辺も、固定された景色ではありません。
41路線の内訳からメトロセブとの関係が見える
41路線をエリア別に見ると、IT Parkの役割がより明確です。
南部12、セブ市10、北部9、西部4、東部6路線です。セブ市の中心部だけでなく、メトロセブの北・南両方向から人が集まっています。これはIT Parkが単なるオフィス街ではなく、広い地域から人が通う雇用の中心地であることを、交通の面から示すデータです。
よくある質問
ターミナルはどこにありますか?
ターミナルはAtty. W. Geonzon Street側にあり、Cebu IT Park内部の主要な交通の結節点です。Central Bloc、eBloc、Avida側から徒歩で行くことができ、オフィスで働く人だけでなく、観光客、学生、IT Parkを訪れる一般利用者も集まります。
路線数や利用規模は何で確かめられますか?
Ayala Land Estatesの2025年Cebu Property Showcaseで、IT Parkの交通の状況が具体的な数字で示されています。
最後に
Cebu IT Parkの中で、多くの人が毎日使っているのに、施設そのものが詳しく紹介されることが少ないのがCebu IT Park Transport Terminalです。
南部12、セブ市10、北部9、西部4、東部6路線です。セブ市の中心部だけでなく、メトロセブの北・南両方向から人が集まっています。
