こんにちは、CebuOです。
出典:MCIAA Statistics掲載の2026年1〜7月原表(確認日:2026年9月10日)。
要点
マクタン・セブ国際空港の2026年1〜7月の利用実績は、旅客数7,348,845人、航空機の発着回数61,587回、貨物量47,646,120kgです。いずれもMCIAAが公表する国内・国際の月次表を合算した値で、到着側のIncomingと出発側のOutgoingを含みます。7か月分の実績であり、2026年通年の数字ではありません。
最初にそろえたい期間と単位
空港の規模は、旅客数だけでは捉えきれません。何人が利用したかを示す旅客数、航空機が何回発着したかを示す回数、どれだけの重さの貨物を扱ったかを示す貨物量は、それぞれ違う活動を表しています。この記事では、3指標とも2026年1月から7月までの同じ期間で比較します。
公式原表は国内と国際に分かれ、各月にIncoming、Outgoing、Totalの欄があります。以下の月別表ではTotalを使い、国内と国際を足した空港全体の値も示しました。貨物の単位は公式ページに合わせてkgとし、人数や回数と混同しないようにしています。
| 指標 | 2026年1〜7月の合計 | 数字の対象 |
|---|---|---|
| 旅客数 | 7,348,845人 | 国内・国際の入出旅客 |
| 発着回数 | 61,587回 | 国内・国際の航空機の入出 |
| 貨物量 | 47,646,120kg | 国内・国際の入出貨物 |
出典:MCIAA Statistics(期間合計は原表の国内・国際Totalを合算。確認日:2026年9月10日)。
確認した原表の8〜12月欄には数値がなく、この記事の集計にも含めていません。また、原表に確報・速報の明示がないため、ここでは「公表値」として扱います。統計を引用するときは、空港名と数字だけでなく「2026年1〜7月」という対象期間を添えると、年間実績との取り違えを防げます。
旅客数は国内541万人・国際193万人
旅客数の期間合計は、国内5,417,256人、国際1,931,589人でした。合計7,348,845人に占める国際の割合は、原表から計算すると約26.3%です。これは国際線の入出旅客が占める割合であり、外国人の割合や、観光目的の旅行者の割合を示すものではありません。
| 2026年 | 国内(人) | 国際(人) | 合計(人) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 944,787 | 358,519 | 1,303,306 |
| 2月 | 799,749 | 327,826 | 1,127,575 |
| 3月 | 810,942 | 304,222 | 1,115,164 |
| 4月 | 774,433 | 266,331 | 1,040,764 |
| 5月 | 779,133 | 241,832 | 1,020,965 |
| 6月 | 654,390 | 205,374 | 859,764 |
| 7月 | 653,822 | 227,485 | 881,307 |
| 1〜7月計 | 5,417,256 | 1,931,589 | 7,348,845 |
出典:MCIAA国内旅客原表、国際旅客原表(合計列と構成比は本記事で計算。確認日:2026年9月10日)。
この7か月の中で旅客数が最も多いのは1月の1,303,306人、最も少ないのは6月の859,764人です。7月は国内が6月をわずかに下回る一方、国際は205,374人から227,485人へ増え、空港全体では881,307人となりました。国内と国際を分けると、合計だけでは見えない動きが分かります。
ただし、月別人数の違いだけで、旅行需要が変化した理由までは決められません。月の日数や運航便の構成などをそろえた検討が必要だからです。また、入出を合算した旅客数は、重複を除いた個人の人数ではありません。同じ人が到着後に出発すればそれぞれの利用が計上されるため、「734万人が新たにセブを訪れた」と言い換えるのは適切ではありません。
発着回数は61,587回で往復便数とは異なる
航空機の発着回数は、国内49,416回、国際12,171回の合計61,587回です。公式表ではIncomingとOutgoingを別々に数えており、合計はそれぞれ30,784回と30,803回でした。到着と出発を合わせた数字なので、61,587往復の運航があったという意味ではありません。
| 2026年 | 国内(回) | 国際(回) | 合計(回) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 8,747 | 2,285 | 11,032 |
| 2月 | 7,072 | 2,017 | 9,089 |
| 3月 | 7,500 | 1,943 | 9,443 |
| 4月 | 7,770 | 1,671 | 9,441 |
| 5月 | 7,059 | 1,522 | 8,581 |
| 6月 | 5,780 | 1,316 | 7,096 |
| 7月 | 5,488 | 1,417 | 6,905 |
| 1〜7月計 | 49,416 | 12,171 | 61,587 |
出典:MCIAA国内発着原表、国際発着原表(合計列は本記事で計算。確認日:2026年9月10日)。
月別合計は1月の11,032回がこの期間で最多、7月の6,905回が最少です。7月は6月より旅客数が増えましたが、発着回数は減っています。このように旅客数と航空機の動きは必ずしも同じ方向へ変化せず、片方の数字だけで空港の利用状況を説明することはできません。
発着回数を読む際には、航空会社が販売する時刻表上の便数とも区別しましょう。さらに、この表には各便の座席数がないため、旅客数を発着回数で割っても搭乗率にはなりません。搭乗率を知るには、同じ対象便の提供座席数など別の情報が必要です。
貨物量は約4万7,646トン
貨物量の期間合計は47,646,120kgで、1トンを1,000kgとして換算すると47,646.12トンです。内訳は国内28,318,318kg、国際19,327,802kgでした。国際貨物の割合は約40.6%となり、旅客数における国際の割合とは異なる構成になっています。
| 2026年 | 国内(kg) | 国際(kg) | 合計(kg) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 4,854,595 | 2,801,936 | 7,656,531 |
| 2月 | 4,248,441 | 2,546,439 | 6,794,880 |
| 3月 | 4,439,897 | 2,674,074 | 7,113,971 |
| 4月 | 3,498,070 | 2,644,304 | 6,142,374 |
| 5月 | 3,929,398 | 2,592,228 | 6,521,626 |
| 6月 | 3,575,849 | 2,698,482 | 6,274,331 |
| 7月 | 3,772,068 | 3,370,339 | 7,142,407 |
| 1〜7月計 | 28,318,318 | 19,327,802 | 47,646,120 |
出典:MCIAA国内貨物原表、国際貨物原表(合計列・トン換算・構成比は本記事で計算。確認日:2026年9月10日)。
国際貨物は7月の3,370,339kgがこの期間で最多でした。一方、国内と国際を合わせた貨物量では、1月の7,656,531kgが最多です。「貨物が最も多い月」と書くときも、国際だけを指すのか空港全体を指すのかで答えが変わります。
入出方向で見ると、期間合計のIncomingは32,221,812kg、Outgoingは15,424,308kgです。ここで分かるのは空港で扱った貨物の重量であり、商品の価格や種類、企業別の出荷額ではありません。旅客が預けたスーツケースの総重量として読むことも避け、航空貨物の指標として扱いましょう。
ターミナルの年間容量と実績を分ける
ターミナルの容量は、施設がどの程度の旅客を扱うことを想定して整備されたかを示す数字です。実際の旅客数は、一定期間にどれだけ利用されたかを示します。対象も意味も違うため、同じ「人」という単位が使われていても、そのまま置き換えることはできません。
| 施設 | 整備時に公表された年間容量 | 資料の時点・位置づけ |
|---|---|---|
| T1 | 11,700,000人/年 | 2020年1月報道の改修後取扱容量 |
| T2 | 8,000,000人/年 | PPP Centerの2017年資料にある計画容量 |
出典:T1改修後の容量を伝えるThe Philippine Star(2020年1月22日付、確認日:2026年9月10日)、PPP Center『PPP Talk』2017年上期号(確認日:2026年9月8日)。
T1の11,700,000人は当時の改修完了を伝える数字で、T2の8,000,000人は整備計画の資料に記載された値です。ここでは施設規模を理解するための歴史的な公表値として並べ、2026年現在の確定総容量という扱いにはしていません。異なる時点の資料を使う場合は、数値の横に時点を残すことが大切です。
また、2026年1〜7月の旅客数を年間容量で割っても、通年の稼働率にはなりません。7か月の実績を単純に12か月へ引き延ばす方法も、その後の運航や利用の変化を反映しません。月次表は月次表として、年間実績は1〜12月がそろった資料として扱うことで、比較の意味が明確になります。
まとめ
2026年1〜7月のセブ空港は、旅客7,348,845人、発着61,587回、貨物47,646,120kgという利用実績でした。国内と国際、到着と出発、人数と重量を分けて見ると、空港の旅客輸送と物流の規模を具体的に理解できます。施設の年間容量は別の指標として読み、公表期間をそろえて数字を引用しましょう。
よくある質問
7,348,845人はセブを訪れた外国人観光客の人数ですか?
いいえ。国内・国際のIncomingとOutgoingを合算した旅客数で、国籍や旅行目的別の人数ではありません。同じ人の複数回の利用も含み得るため、訪問者の実人数とは区別してください。
発着61,587回を2で割れば往復便数になりますか?
原表は到着と出発を別々に集計しており、対応する往復便を組にした統計ではありません。合計を2で割った値を、確認済みの往復便数として使うことはできません。
2026年の年間利用者数として引用できますか?
この記事の値は1〜7月の累計なので、通年実績としては引用できません。「2026年1〜7月の旅客数」と期間を明記し、年間値が必要な場合は1〜12月を対象とする公表資料を確認してください。