旅行で使える!簡単ビサヤ語(セブアノ語)講座【挨拶・数字・便利フレーズ】
セブ島旅行中、現地の人に「サラマット!(ありがとう)」と一言伝えたら、笑顔で返してくれた――そんな温かい交流を生み出すのがビサヤ語(セブアノ語)の魅力。
今回は、旅行中すぐに使えるビサヤ語の基本フレーズを、「挨拶」「数字」「便利フレーズ」の3つに分けて紹介します。覚えやすく、楽しく学べる内容なので、セブ島旅行前の予習や、現地でのコミュニケーションにぜひ役立ててください!
そもそもビサヤ語(セブアノ語)ってどんな言葉?
セブ島のあるフィリピンの公用語は、2つ英語とタガログ語です。
タガログ語はフィリピンの言葉で、英語も公用語として義務教育の中でも積極的に、教えられています。
しかしながら、セブ島の一般的なローカルが使用する言語は、公用語ではなく、ビサヤ語です。
ビサヤ語は、セブ島、またミンダナオでも話される言語で、タガログ語と全く異なる言語です。
旅行で使える!基本のビサヤ語【挨拶編】
ビサヤ語を覚える上で、まず覚えておきたい、挨拶、そしてローカルにウケの良い、嬉しい一言を紹介します!
まず覚えたい定番の挨拶
ビサヤ語でまずは覚えたい挨拶をまとめて紹介します。
Maayong buntag(マアヨン・ブンタッグ)= おはよう
Maayong adlaw(マアヨン・アドロウ)= こんにちは
Maayong gabii(マアヨン・ガビィ)= こんばんは
それぞれ「良い(Maayong)」+「時間帯(朝=buntag、昼=adlaw、夜=gabii)」という組み合わせです。
ホテルやお店、道で会ったローカルの人に笑顔で使ってみてください。
Salamat(サラマット)= ありがとう
もう少し丁寧にしたい場合は、Salamat kaayo(サラマット・カアヨ)=「本当にありがとう」となります。
ちょっとした親切に対しても、これを一言添えるだけで喜ばれます。
Babaye(ババイェ)= さようなら(※英語の “Bye-bye” と似ている!)
また会いましょうと言いたいときは、Magkita ta puhon(マグキタ・タ・プホン)=「また今度ね」という表現も使えます。
Pasaylo-a ko(パサイロア・コ)= ごめんなさい/すみません
丁寧に謝りたいときに使える一言。ちょっとしたミスやぶつかったときに「Sorry」と言ってしまいがちですが、現地語で言えると印象が違います。
現地の人が喜ぶ一言
セブ島旅行で現地の人と打ち解けたいなら、「美味しい!」「楽しい!」といったポジティブな感想を現地の言葉で伝えるのが効果的です。
シンプルな一言でも、現地の人は思わず笑顔に!ここではそんな喜ばれるリアクションフレーズを2つご紹介します。
Lami kaayo!(ラミ・カアヨ!)= とっても美味しい!
Lami は「美味しい」、kaayo は「とても」という意味です。食事中やローカルフードを楽しんだあとに笑顔で言えば、料理を提供してくれた人やお店のスタッフにも喜ばれること間違いなし!
Lingaw kaayo!(リンガウ・カアヨ!)= とっても楽しい!
Lingaw は「楽しい」「面白い」、こちらも kaayo をつけると強調されます。
アクティビティの後や、現地の人と一緒に過ごした後に使ってみてください。
どちらも覚えやすく、会話の合間にサラッと使える万能フレーズです。笑顔で使うと、さらに雰囲気も明るくなって、旅先での交流がぐっと楽しくなりますよ!
旅行中に便利なビサヤ語【数字・会話編】
挨拶の次に、覚えておくと便利なビサヤ語は、数字と簡単な会話フレーズです。
現地のローカルと仲良くなれるきっかけとなるかもしれません!
数字は買い物・交渉で必須!
市場やローカルの屋台で買い物をするなら、数字のビサヤ語は覚えておいて損はありません。
観光客相手だと少し高めに言われることもあるため、簡単な数字だけでも現地語で返せると、価格交渉の武器になりますよ!
◆ 基本の1〜10
1 Usa ウサ
2 Duha ドゥハ
3 Tulo トゥロ
4 Upat ウパット
5 Lima リマ
6 Unom ウノム
7 Pito ピト
8 Walo ワロ
9 Siyam シヤム
10 Napulo ナプーロ
数字は1〜5あたりをまず覚えておくと便利です。たとえば、トライシクル(バイクタクシー)の料金や、屋台で串焼きを買うときにも頻出します!
お店・レストランで使えるフレーズ
セブ島旅行中に立ち寄るローカルなお店やレストランでは、簡単なビサヤ語フレーズを使うだけで、ぐっとフレンドリーな雰囲気になります。ここでは、買い物や食事の場面でよく使う表現をピックアップしました!
Palihug ko ani.(パリフグ コ アニ) = これをください
「Palihug(パリフグ)」は丁寧な“please”の意味で、「ani(アニ)」が「これ」を指します。何かを指差しながら言えば通じやすいフレーズです!
Tagpila ni?(タグピラ ニ?)= これ、いくらですか?
屋台や小さなお店では値札がないことも多いため、このフレーズは覚えておくととても便利!「ni(ニ)」は「これ」を指します。
Naa moy menu?(ナア モイ メニュー?)= メニューありますか?
「Naa moy ~?」は「~ありますか?」という意味の丁寧な聞き方です。メニューが欲しいときや、英語メニューがあるか聞くときにも使えます。
その他あると便利なフレーズ
Tubig lang.(トゥビグ ラン)=「水だけで」
Busog na ko.(ブソグ ナ コ)=「もうお腹いっぱいです」
こういったフレーズは、現地の人とのやりとりを楽しくする魔法の言葉です。完璧でなくても、笑顔で伝えれば気持ちはしっかり届きます!
移動やホテルで役立つフレーズ
旅の中で何かと使うのが、移動・交通手段・ホテルでのやりとりです。
タクシーやジプニー、ホテルチェックインのときに使える基本的なビサヤ語フレーズをご紹介します!
Moadto ko sa ○○.(モアッド コ サ ○○)= 「○○へ行きたいです」
たとえば「SMモールへ行きたいです」は、Moadto ko sa SM.(モアッド コ サ エスエム)
「Moadto」は「行く」、「ko」は「私」、「sa」は「〜へ」という意味です。
Manaaog ko diri.(マナアオグ コ デリ)= 「ここで降ります」
ジプニーやバス、トライシクルなどで目的地が近づいたらこのフレーズで伝えましょう。「diri(デリ)」が「ここ」を表します。
Mag check-in ko, palihug.(マグ チェックイン コ、パリフグ)= 「チェックインお願いします」
「Mag check-in」は英語そのままでも通じやすいですが、丁寧さを出すために「palihug(お願いします)」を添えると好印象です!
Naa koy reservation.(ナア コイ レザベーション)= 「予約しています」
ホテルやツアーカウンターで自分が予約済みであることを伝えるときに使います。「Naa koy(ナア コイ)」は「〜があります」の意味。
その他便利なひとこと
Unsa nga oras ang check-out?(ウンサ ンガ オラス アン チェックアウト?)=「チェックアウトは何時ですか?」
Pwede ko magpa-extend?(プウェデ コ マグパ・エクステンド?)=「延長できますか?」
まとめ|ビサヤ語でセブ島旅行をもっと楽しく!
ビサヤ語は、単なる言葉ではなく、現地の人との距離をぐっと縮めてくれる魔法のツールです。
今回、紹介したように、「Maayong buntag!(おはよう)」や「Salamat!(ありがとう)」などの基本的な挨拶から、「Lami kaayo!(とっても美味しい!)」といったリアクションフレーズまで、たった一言でもビサヤ語を使うことで、現地の人との心のつながりがぐっと深まります。
完璧に話せなくても大丈夫。大切なのは「伝えたい」という気持ちです。発音が少しくらい違っても、現地の人たちはきっと笑顔で応えてくれます。
ぜひ今回のフレーズをきっかけに、セブ島での素敵な出会いと交流を楽しんでください!