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TRAVEX 2026とMactan Expoの商談実績

TRAVEX 2026のセブ開催について、Mactan Expoでの商談実績を紹介します。

TRAVEX 2026とMactan Expoの商談実績
TRAVEX 2026 at Mactan Expo

要点

2026年1月28〜30日、Lapu-Lapu CityのMactan Expoで、ASEAN Travel Exchange(TRAVEX)2026が開催されました。

Tourism Promotions Board(TPB)の終了後報告によると、3日間で約7,800件の事前設定商談が行われ、暫定集計のSales Leadsは14.4億ペソに達しています。

この数字は、Mactan Expoが観光事業者と海外の買い手を結ぶ商談会場として使われた実績を示します。

ただし、14.4億ペソを「3日間で確定した売上」や「Mactan Expoの収入」と読むのは正確ではありません。TRAVEXを理解するには、誰が何を商談し、発表された数字がどの段階の成果を表しているのかを押さえる必要があります。

ここではASEAN Tourism Forum(ATF)との関係から商談の仕組みまで、観光MICEとしての実績を整理します。情報確認日は2026年9月7日です。

ATFで観光商品の商談を担う

約7,800件は事前設定された商談の件数、14.4億ペソは暫定のSales Leadsです。

ATFの中で、TRAVEXは観光商品の商談を担う

ASEAN Tourism Forumは、観光分野の関係者が集まり、地域の観光協力や事業について話し合う枠組みです。その中でTRAVEXは、観光商品・サービスを提供する側と、それらを取り扱う買い手をつなぐB2B、つまり事業者間の商談を担います。

ATF Philippinesの公式案内も、事前に設定した面談を通じて取引先や協力先を探す場として説明しています。

旅行者がその場で自分の航空券や宿泊プランを買う旅行博を想像すると、TRAVEXの役割はつかみにくくなります。例えば、海外の旅行会社がホテルや現地手配会社と会い、自国で販売する旅行商品に何を組み込めるかを相談するのが、B2B商談の分かりやすい例です。商談会場で結ばれた関係が、その後に旅行者向けの商品やサービスとして届く可能性があります。

また、ATF全体の会議とTRAVEXの商談会を、一つの催事として数えないことも大切です。TPBの終了後報告は、観光閣僚会議、観光会議、報道向け説明、交流活動にも触れています。Mactan Expoで確認できる1月28〜30日のTRAVEX開催と、ATF全体の活動範囲を分けることで、施設が担った役割が明確になります。

終了後の数値が示すもの

約7,800件は事前設定された商談の件数、14.4億ペソは暫定のSales Leadsです。

終了後の公式報告で見る、開催規模と成果

TRAVEX 2026の規模を把握する際は、TPBの終了後報告にある数字を同じ時点の情報として読むと整理しやすくなります。海外Buyerは約300人、対象市場は50超、ASEAN出展者は363とされています。いずれもMactan Expoの座席定員を示す数字ではなく、この商談会への参加や取引機会の広がりを表す指標です。

項目 終了後報告の内容 数字の意味
開催日 2026年1月28〜30日 TRAVEXの3日間
会場 Mactan Expo、Lapu-Lapu City 商談会の開催場所
海外Buyer 約300人 観光商品を取り扱う海外の買い手
参加市場 50超 Buyerが集まった送客市場の広がり
ASEAN出展者 363 出展者の数
事前設定商談 約7,800件 3日間に行われた商談の件数
Sales Leads 14.4億ペソ、暫定集計 売上につながる商談見込みの金額指標
資料・項目・数値の比較

「人数」「出展者数」「商談件数」は単位が違います。一人のBuyerが複数の相手と話せば、参加人数より商談件数が大きくなるため、約7,800件を約7,800人の来場と読み替えることはできません。また、出展者の数をそのままブース数やフィリピン企業の数として扱うことも避ける必要があります。

14.4億ペソのSales Leadsは、何を示している?

TPBは14.4億ペソについて、partial sales leadsという表現を使っています。ここでのSales Leadsは、商談を通じた売上見込みに関わる指標として読むのが適切で、確定売上や入金額とは区別します。SunStarが掲載した終了後報道も、2月11日付のTPB報告を基に、initial sales leadsとして伝えています。

例えば、商談で旅行商品の取扱いに関心が示されても、その後には料金、催行時期、提供枠、販売条件などを詰める過程があります。これは一般的な取引の流れを示す例で、TRAVEXの全案件が同じ段階にあったという意味ではありません。公開された成果報告には、案件ごとの契約状況や、その後の成約率を算定できる明細までは示されていません。

また、この金額はMactan Expoの会場使用料や売上ではありません。会場は商談が行われる場所であり、そこで話し合われる旅行商品やサービスの取引見込みとは、収入の主体が異なります。14.4億ペソをCebuだけの観光収入としたり、363の出展者へ均等に分けて一社当たりの成果としたりすることにも根拠がありません。

数字の価値を薄める必要はありませんが、示せる範囲を守ることで評価は明確になります。今回の報告が伝えるのは、売上につながる見込みが金額として集計される規模の商談機会が生まれたことです。最終的な経済効果を評価するには、その後の契約、送客、宿泊やサービスの利用など、別の実績が必要になります。

開幕時の271人と、終了後の約300人を混ぜない

SunStar Cebuの1月28日付開幕記事では、Buyerは50カ国から271人、Sellerは124、Exhibitorは222と報じられています。一方、終了後のTPB報告では海外Buyer約300人、ASEAN出展者363という表現になっています。

公表時点と項目の分け方が異なるため、数字の差をそのまま途中参加者の増加として説明することはできません。

特にSellerとExhibitorは、名称が似ていても記事の中では別項目として示されています。両者を足して終了後の出展者数に近づけたり、同じ母集団だと仮定して増減率を計算したりすると、資料が説明していない関係を作ってしまいます。今回の記事では終了後の規模をTPBにそろえ、開幕記事は当時の報道として分けて扱います。

公式サイトにも、募集段階の想定人数や参加条件が残っています。公式であることに加えて、そのページが募集案内なのか、開幕速報なのか、終了後報告なのかを見る必要があります。検索結果で見つけた数字を組み合わせるより、同じ時点の報告から全体像を読む方が、催事の規模を正確に理解できます。

事前設定から商談まで

約7,800件は事前設定された商談の件数、14.4億ペソは暫定のSales Leadsです。

約7,800件の商談は、事前の組合せがあって成立する

TRAVEX公式の募集案内では、Buyerの登録に事務局とHost Committeeによる確認・承認が必要とされています。対象には旅行会社、旅行卸売事業者、現地手配会社、企業の報奨旅行や会議を扱うプランナーなどが含まれます。来場者を広く集めるだけでなく、観光商品を取り扱う立場の人を選び、商談相手へつなぐ仕組みです。

事前設定商談では、誰と会うかが分かるため、提供側も相手の市場に合わせて説明を準備できます。一般的な例として、団体旅行を扱う会社には受入人数や手配条件、企業旅行を扱う会社には会議と滞在をどう組み合わせるかが話題になります。同じホテルを紹介する場合でも、相手の販売先によって必要な情報は変わります。

このように考えると、約7,800件という実績は、会場内に多数の人が集まったこと以上の意味を持ちます。限られた日程の中で、取引を検討するための面談が繰り返されたことを示すからです。一方、その件数から契約数や成約率までは分からず、商談の量と、その後に成立した取引の量は別の成果として追う必要があります。

まとめ|CebuでASEANの観光商品をつなぐ

約7,800件は事前設定された商談の件数、14.4億ペソは暫定のSales Leadsです。

Mactan Expoは、CebuでASEANの観光商品をつなぐ場になった

地元の開幕報道は、TRAVEXを海外Buyerと地元Sellerの市場開拓の機会として伝えています。参加する事業者には、ホテル、旅行手配、会議・イベント会場、航空などがあり、観光産業の複数の業種が関わっていました。

会場がCebuにあることと、商談の対象がCebuの商品だけであることは同じではなく、ASEANの観光事業者が集まった点にこの催事の特徴があります。

NaviCebuとして注目するのは、Mactan Expoが、旅行者を受け入れる地域の中で、旅行を販売する事業者同士の接点にもなったことです。

ホテルやツアーは旅行者が利用して初めて観光消費になりますが、その手前には、商品を知り、販売条件を決め、取扱いを広げる仕事があります。TRAVEXは、普段の旅行では見えにくいその商談の過程を、開催実績として残した催事と読めます。

Mactan ExpoでのTRAVEX 2026は、約7,800件の事前設定商談と、暫定14.4億ペソのSales Leadsを伴う観光B2Bイベントでした。

商談件数は面談の規模、Sales Leadsは売上につながる見込みを示し、どちらも実際の売上とは異なる指標です。その違いを押さえることで、新しい会議場が観光商品の流通や事業者の関係づくりにどう使われたのかを、具体的に理解できます。

よくある質問

TRAVEXは一般来場者向けの展示会ですか?

TRAVEXはBuyerとSellerが事前設定の面談を行う観光B2Bの商談会です。一般向け展示会と同じ参加方法とは限りません。

約7,800件は成約数ですか?

いいえ。約7,800件は事前設定された商談の件数であり、契約成立件数ではありません。

14.4億ペソのSales Leadsは売上ですか?

いいえ。暫定的な取引見込みを示す数字で、実際の売上や入金額とは区別します。

参考情報

情報確認日:2026年9月17日

主な確認先:

TPBのTRAVEX終了後報告

ATF PhilippinesのTRAVEX案内

TPBの参加者・商談実績

SunStarの終了後成果報道

SunStar Cebuの開幕報道

公式のBuyer参加条件

SunStar Cebuが伝える参加事業者と目的

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