こんにちは、CebuOです。
ナビセブ編集部のまとめ
303室のMarriottが運営契約終了後に改装され、2018年8月19日、301室のSedaとして最初の100室から営業を始めました。
1998年のMarriottから、2018年のSeda再出発まで

現在のSeda Ayala Center Cebuは、旧Cebu City Marriott Hotelと同じホテル建物を引き継いだ施設です。別の場所へ移ったのではなく、Cebu Business Park内のホテルが、改装を経てブランドを切り替えました。客室やプールの利用案内とは分けて、まず建物の歴史を時系列で見ていきます。
- 1998年|Cebu City Marriott Hotel開業
旧Cebu Holdingsの歴史資料では、303室で開業したとされています。約20年間、セブを代表するビジネスホテルの一つとしてMarriottブランドで営業しました。 - 2017年12月|運営契約が終了
2018年のSunStar Cebuは、AyalaLand Hotels and ResortsとMarriott Internationalとの運営契約が2017年12月に終了したと報じています。ホテルの土地・建物がなくなったのではなく、運営ブランドの契約終了が転換点でした。 - 2018年|約8か月の改装
SunStar Cebuによると、建物は約8か月の改装を経ています。客室、共用部、レストラン、会議施設、ホテル全体の基準をSedaに合わせて再構成する期間でした。 - 2018年8月19日|Sedaとしてソフトオープン
The Freemanが報じた開業日です。全301室のうち最初の100室で営業を始め、会議施設、プール、ジムなども順次稼働させながら、本格営業へ移行しました。大型改装ホテルで行われる段階的な開業です。 - 2018年11月|開業後の高い稼働率が報じられる
The Freemanは開業後の高い稼働率を報じています。ブランド変更後も、同じ施設がビジネス・観光需要を取り込んでいたことが分かります。 - 2026年|同じ場所のホテルとして営業を継続
1998年から約28年。約20年のMarriott時代に続き、Seda Ayala Center Cebuとしてホテルの役割を担っています。
303室・301室・最初の100室は、それぞれ意味が違う
| 時期 | 客室数 | 数字の意味 |
|---|---|---|
| Marriott時代 | 303室 | 旧Cebu Holdingsの歴史資料に記録された構成。 |
| Seda時代 | 301室 | 改装後のホテル全体の構成。 |
| 2018年8月のソフトオープン | 100室 | 全301室のうち、先に営業を始めた客室数。 |
MarriottからSedaへは2室少なくなっていますが、別の時点・別の客室構成の数字です。改装によるレイアウトや施設構成の変更は考えられるものの、どの2室を何に変えたかは公開資料から確認できません。「約300室」に丸めず、理由を推測せずにそれぞれを記録することが正確です。
建物の所有者と、運営ブランドを分けて理解する
ホテルの所有者とブランド・運営者は、必ずしも同じではありません。Cebu City MarriottはAyala・Cebu Holdings側がホテル資産を持ち、Marriottブランドで運営される形でした。そのため契約が終わっても建物は残り、所有者側は別のブランドへ切り替えられます。
| 見る点 | Marriott時代 | Sedaへの切り替え後 |
|---|---|---|
| 運営ブランド | 国際ブランドのMarriott | Ayala Land Hotels and Resortsが展開するSeda |
| 建物と場所 | Cebu Business Park内、Ayala Center Cebu隣接 | 同じ建物・立地を引き継ぐ |
| Ayala側との関係 | Ayala・Cebu Holdings側の資産をMarriottブランドで運営 | Ayalaグループ側の自社ホテルブランドの事業群へ統合 |
確認できるのは、約20年間の運営契約が2017年末に終了したことです。細かな交渉理由は十分に確認できていません。「経営不振だった」「Marriottが撤退した」「Ayalaが追い出した」といった理由を断定することはできません。
看板だけでなく、ホテルの商品全体を改める
ブランド変更で変わるのはロゴだけではありません。客室デザイン、ロビー、家具、照明、レストラン、会議施設、サービスの動線も含まれます。約8か月の改装を挟んだ移行は、ホテル全体を再構成したリブランディングと捉えられます。
Mistoもその一部です。The Freemanは2018年のソフトオープン時に、Mistoを中心となるレストランとして紹介しています。Marriott時代から同じ店名で続いているわけではなく、Sedaのブランドに合わせて食事の機能も組み直されました。
会議・イベントの機能も再整備され、現在のSedaには最大500人規模のボールルームと複数の会議室があります。旧Marriott時代からの企業イベント需要を引き継ぎ、会議・イベントなどのMICE需要とビジネス利用が、引き続き重要な役割になっています。
Sedaはフィリピン各地に展開するAyala側のホテルブランドです。CBPのホテルを自社のホテル事業に統合することは、敷地、モール、オフィス、住宅、ホテルを同じグループ内で連携させやすくする点で、複合開発地区との相性がよい形でした。
ホテル市場が変わっても、モール隣接の価値は続く
Cebu Business Parkは、1990年代後半からオフィス、商業、住宅、ホテルを組み合わせる開発でした。外国人投資家、出張者、企業会議、海外からの来訪者を受け入れる基盤として、国際ブランドのMarriottが担った意味は大きかったと考えられます。現在のSedaも、単独の宿泊施設ではなく、この地区開発の一部として見ると位置づけが分かります。
初期の地区には、Park Tower One・Two、Ayala Center Cebu、Cebu City Marriott、City Sports Clubなどがありました。その後、Solinea、Park Point、The Alcoves、新しいオフィスタワー、Holiday Inn、Hop Innなどが加わっています。CBPは一度完成して終わる場所ではなく、時代に合わせて建物の役割やブランドを変え続ける地区です。
1998年、2018年、2026年では競争環境も違う
2010年代にはQuest、Mandarin Plaza、Cebu Parklane、Golden Prince、Radisson Blu、Marco Polo、Waterfrontなど、多くのビジネス・シティホテルが競争する市場になっていました。Sedaへの変更は、その環境の中で行われています。
2026年にはCBP内にSeda、Holiday Inn、Hop Innがあり、徒歩圏にはQuest、Mandarin Plaza、Parklane、Golden Princeもあります。旧Marriott時代より選択肢が増える中で、Sedaが存在感を保つ理由の一つは、モールに最も近いホテルの一つであることです。
Marriott時代から変わらないのは、Cebu Business Park内、Ayala Center Cebu隣接、主要なオフィス群の近くという立地です。2018年の稼働率の報道も、ブランド名が変わっても需要が続いていたことを示しています。
「昔のMarriott」という名前を、履歴として残す意味
長くセブに住む人が現在のSedaを「昔のMarriott」と呼ぶことは、懐かしさだけの話ではありません。古い地図や記事、過去のビジネス資料を読み、今の建物と結び付ける手がかりになります。
NaviCebuの施設記録でも、重要な旧名称を履歴として残します。1998年の開業資料、旧Cebu Holdingsの資料、過去のセブのニュース、旅行ブログから旧ホテル名を消してしまうと、現在との関係が分からなくなるためです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧名称として記録 | Cebu City Marriott Hotel(旧施設名・ブランド変更済み) |
| 現在の施設名 | Seda Ayala Center Cebu(現在の施設) |
現在の宿泊を検討する際には、客室、Misto、朝食、プール、ジム、会議施設、モールへのアクセスが重要です。一方、この施設史では「なぜこの場所にMarriottの記録があるのか」「どうSedaへ変わったのか」を扱います。利用案内と歴史を分けることで、それぞれを読みやすく整理できます。
最後に|地区の成長とともに、同じ建物を更新してきた
旧Cebu City MarriottからSeda Ayala Center Cebuへの移行は、運営契約の終了と改装を経て、同じホテル資産のブランド・施設を更新した歴史です。モールに隣接し、出張者や会議・イベントを受け入れる役割は、地区と市場の変化に合わせて引き継がれています。
参考情報
情報確認日:2026年9月17日
主な確認先:
写真:Ayala Center Cebuの外観(撮影:Martin Michlmayr/CC BY-SA 4.0)。Wikimedia Commonsより、トリミング・縮小して使用
