こんにちは、ナビセブ編集部の山崎いおりです。セブ島留学を経験しました。留学の記事を担当しています。
ウカイウカイ(Ukay-ukay)は、フィリピン全土にある格安の古着屋のことで、Tシャツなら5〜10ペソから売っている店もあります。セブではダウンタウンのColon Street周辺やマンダウエ、市場の周りに多く、山積みの古着から掘り出し物を探すのが楽しみ方です。名前の意味、値段、買い方のコツ、輸入をめぐる法律の事情までまとめました。
ナビセブ編集部のまとめ
ウカイウカイは「掘って探す」激安古着屋。セブならColon周辺が定番

「ウカイ」はセブアノ語で「掘る・かき分けて探す」という意味です。値札がない店が多く、新入荷は高め、売れ残りは安くなります。古着は日本・韓国・中国などアジアのほか、アメリカなどからも来ています。一方で、フィリピンは1966年の共和国法第4653号で中古衣料の商業輸入を禁止しており、2025年12月にもマンダウエで古着51袋(約32.5万ペソ相当)が押収されました。安さと宝探し感が魅力ですが、穴・汚れ・サイズを確かめ、買ったら洗ってから着るのが基本です。
ウカイウカイとは?名前の意味と成り立ち

フィリピンでウカイウカイと言われるものは古着であり、意味は「探す、または掘り当てる」などを意味し、古着が積み重なった中から、いいものを見つけ出す由来にあたります。もとになったのはセブアノ語の動詞「ukay(掘る・かき分ける)」です。北部のイロカノ語では「ワグワグ」とも呼ばれます。
きれいにハンガーにかけられ、ラックに並べられている古着もあれば、机の上に散乱としている中から古着を探すケースもあります。店によっては古着だけでなく、カーテン、ベッドシーツ、下着、カバン、靴、キャップなども扱っています。
値段の目安:Tシャツ5〜10ペソの店も

フィリピンの古着は、海外で使用された衣類がまとめて送られてきたもので、値段は格安の10ペソから存在します。Tシャツは5〜10ペソで売っている店もあります。
商品に値札が付いていないことが多く、スタッフに尋ねるか、レジに持っていって初めて値段が分かることもあります。新入荷の棚は高めに設定され、長く売れ残った商品は安くなります。同じ店でも棚によって値段が違うので、まずは「この棚はいくら?」と聞くのが早道です。
| 棚・状態 | 値段の傾向 |
|---|---|
| 新入荷(ラック掛け) | 高め。状態の良い服やブランド品が多い |
| 通常の棚 | 中くらい。値札なしは店員に確認 |
| 売れ残り・テーブル山積み | 最安。Tシャツ5〜10ペソの店もある |
セブでウカイウカイが多い場所

セブで代表的なのは、セブ市ダウンタウンのColon Street周辺です。2026年8月の地元ガイドでも、Colonの路面店の1階に「ラック単位のウカイウカイ」が並ぶと書かれ、1902年築の旧映画館Teatro Empiraの建物には古着のラックと携帯電話の店が入っています。マンダウエや住宅街の小さな商店エリアにも店があります。
特にフィリピンの野菜や果物などが揃っている市場の周りには、格安の古着屋が立ち並んでいるケースがあります。多くのお店では何千着とハンガーに掛かった古着を見て回ることができます。
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Colonは人通りが多い分、2023年9月には警察がスリの多い地域として名前を挙げています。スマホは前ポケットか見えない場所に入れ、バッグは体の前に抱えて歩いてください。
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古着だけで欲しいものがそろわないときは、同じColon周辺の百貨店やモールと組み合わせると効率が上がります。Metro Colonは2026年7月23日に6フロアへ広げて再開しており、新品の衣料や家庭用品はこちらで探せます。
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古着はどこから来る?輸入元と「ベール」

フィリピンに流通する古着は日本・韓国・中国からのものが中心です。香港・アメリカ・イギリスから来るものもあります。フィリピン北部の標高が高い地域は気候が涼しく、セーターやジャケットなど、アメリカの古着も多く出回っています。地域によって輸入元の国が違うのも面白いところです。
海外から入ってくる際は、同じジャンルの商品をまとめてプラスチックに詰める「ベール」で届くため、店にも同じような商品が固まって並びます。
知っておきたい法律の事情

意外と知られていないのが、フィリピンでは中古衣料の輸入そのものが禁止されているという点です。1966年6月に施行された共和国法第4653号(Republic Act No. 4653)は、中古衣料とぼろ布の商業輸入を禁じています。目的は国民の健康と尊厳を守ることとされています。
それでもウカイウカイは全国に広がり、2022年8月には下院議員が、業界規模を約180億ペソと見積もったうえで、法律を廃止して保健省の安全基準のもとで輸入を認めるべきだと提案しました。取り締まりは今も続いており、2025年12月11日にはマンダウエ市パクナアンの倉庫で、無許可の古着51袋(約32.5万ペソ相当)が押収されています。
買い物客向けの公式な注意は確認できませんでしたが、こうした経緯から、衛生面は自分で確かめる前提で買うのが安心です。
買う前に確認する4点

値段が安いぶん、海外で不要になった服が届くため、ダメージ・破れ・オーバーサイズの商品が多く混ざっています。襟や袖口まで見て、次の4点を確かめてください。
① 穴が開いていないか
明るい場所で光に透かすと、小さな穴やほつれが見つかります。
② 破れや汚れがないか
襟・袖口・脇は黄ばみが出やすい場所です。シミは洗っても落ちないものと考えて選びます。
③ ジッパーが動くか
上下に動かして、引っかかりや歯の欠けがないかを見ます。
④ ボタンが取れていないか
取れかけのボタンもまとめて確認します。予備ボタンが付いていれば当たりです。
試着できる店舗もあるので、可能であればサイズ感も確かめてから買ってください。フィリピンの店には海外サイズが混ざるため、表示サイズより実際に着た感覚を優先します。
快適に見て回るコツ

ローカルの繁華街にある店舗はエアコンがないことが多く、汗をかきながら見て回ることになります。涼しい午前中に行き、水と小銭を持っていくと動きやすくなります。
| 持ち物・準備 | 理由 |
|---|---|
| 小額紙幣・硬貨 | 1点5〜10ペソの買い物でお釣りが出ないことがある |
| エコバッグ | 袋が薄い・出ない店がある |
| 水・タオル | エアコンのない店が多い |
| 除菌シート | 山積みの服を触ったあとに手を拭ける |
買った服は、着る前に一度洗濯してください。お湯で洗える素材なら、お湯で洗うとより安心です。
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誰が買っている?客層と最近の変化

日本ではヴィンテージやセレクト古着など、お洒落で古着を着るケースがありますが、フィリピンの古着は、どちらかと言うと値段が安いから購入される品であり、主に低所得・中所得の人に人気があります。しかし、個性的で他の人と被ることのないフィリピンの古着は、ファッションに関心のある若者にも大きな支持を集めています。
コロナ禍以降は、ウカイウカイで見つけたブランド古着を買って、ネットで販売するフィリピン人が増えてきました。フィリピンは世界的にもSNSの使用時間が長いことで知られ、TikTokライブなどでブランド古着を紹介し、その場で売る若い世代が増えています。新品のブランド品は高くて買えなくても、古着なら手が出せるという若い層に人気です。
特にコロナ禍前は、日本国内の古着屋のバイヤーがフィリピンに買い付けに来ることもあったようです。運が良いとブランド古着が安く手に入るため、日本の古着屋に卸していたといいます。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

ウカイウカイは、数十ペソで服がそろう、フィリピンの暮らしに根付いた古着屋です。セブで行くならColon Street周辺がいちばん手軽で、涼しい午前中に小銭とエコバッグを持って行くのが正解です。値札がない店では棚ごとの値段を聞き、穴・汚れ・ジッパー・ボタンの4点を確認。中古衣料の輸入は法律で禁じられている事情もあるので、買った服は洗ってから着てください。
よくある質問

ウカイウカイとはどういう意味ですか?
セブアノ語の「ukay(掘る・かき分けて探す)」が由来で、山積みの古着から掘り出し物を探すことから、古着屋そのものを指すようになりました。
値段はいくらくらいですか?
10ペソからあり、Tシャツを5〜10ペソで売る店もあります。新入荷は高め、売れ残りは安くなります。値札がない店も多いので、店員に聞いてください。
セブではどこにありますか?
セブ市ダウンタウンのColon Street周辺が代表的で、マンダウエや住宅街の商店エリア、市場の周りにも店があります。
ウカイウカイは違法なのですか?
中古衣料の商業輸入は1966年の共和国法第4653号で禁止されており、輸入・卸の段階では押収が続いています。一方で国内の店は全国に広がっており、2022年には法律の廃止を求める提案も出ました。
試着はできますか?
試着室がある店もあります。ない店もあるので、サイズが気になる服は試着できるか先に聞いてください。
買った古着はそのまま着ても大丈夫ですか?
着る前に一度洗濯してください。山積みで売られている服も多く、衛生面は自分で整える前提で買うのが安心です。
最後に

ウカイウカイは、安さだけでなく、山の中から一着を掘り当てる楽しさがある場所です。エアコンのない店で汗をかきながら探すのも、フィリピンらしい買い物の体験です。値段や品ぞろえは店と入荷日で大きく変わるので、気になった一着はその場で決めるのがコツです。
